【認知症介護】中度認知症の母が部分入れ歯を開始  30代親の介護

30代親の介護

こんにちは!たあこです。
更新に少し時間が空いてしまいました・・。

現在73歳で、先日要介護1から2になったの認知症の母、まあさを同居で介護しています。
(介護認定の記事はまた別に書こうと思います。)

さて、タイトルにもあるように、母が部分入れ歯をすることになってしまいました。
入れ歯が完成してから2ヶ月目に突入するのですが、認知症になってからの入れ歯使用についてお話します。

認知症と口腔内環境

ある日、母まあさのことを昔から知る友人と母の認知症について話していたとき、
「この前NHKの番組でやってたけど、認知症と口腔内環境の因果関係があるらしいよ!ちゃんと歯医者連れてってあげて!」
と言われたことがありました。

私はその番組を見れなかったのですが、ネットで調べると色々な情報が出てきました。
イチイの高齢者向け住宅情報グッドライフシニアさんの書籍紹介のページで「脳の老化を止めたければ 歯を守りなさい!」という本を紹介しているページにわかりやすい説明がありましたので、リンクを貼らせていただきます。

母を歯医者に通わせたら問題だらけだった

そんな有益な情報を聞いておきながら、仕事の忙しさを言い訳に放っておいてしまったある日。
母と話していると口元に違和感が・・

ん!?前歯が一本ない!?

母は若いころに前歯を差し歯にしており、その内の一本の差し歯が無くなっていました。
さすがに放っていくことはできず、歯医者に通うことに決めました。

母が最後に歯医者に通っていたのはおそらく20年前くらいだと娘たちは記憶しています。
20年も放っておいた口の中はどうなっているのか、想像するだけでも恐ろしい・・。
そういえば、母の部屋を掃除していると、時々抜けた歯が出てきていたこともあったと思い出しました。歯の本数もへっているんだろうなあ・・。

歯医者の通院は、私の介護負担を減らすために姉が付き添うことになりました。

初診では、差し歯の抜けの他に虫歯が4本と歯石がかなり溜まり、歯周ポケットの深さも4mm以上と、想像通り問題だらけな結果でした。

約8か月の治療の末・・

2週に一回くらいのペースで、差し歯と虫歯の治療を行うこと約半年・・。
ついに最後の虫歯治療が終わりました。姉には本当に感謝です。

しかし最後の奥歯の虫歯が非常にやっかいで、神経がやられていたため抜歯手術をすることになってしまい、その部分を補う形で部分入れ歯をすることになりました。

その時、部分入れ歯かブリッジという選択肢がありました。
入れ歯は毎日の取り外しと洗浄する手間が掛かるのと、部分入れ歯という小さなものを認知症の母が誤飲するのではないかという心配がありました。
対してブリッジは、付けっぱなしにできる義歯でなので手入れがないので楽ではあるのですが、今回取り付ける部分が奥歯だったため、本来両側に支えるための歯があれば安定するものの、片側だけの支えになってしまうためぐらつく可能性があるとの指摘を受けました。

母の場合、右側の図にあたります。


さらにブリッジの場合、支えの歯は削って被せをするので、残り少ない歯を削るのは忍びない気もしてかなり悩みましたが、部分入れ歯を作っても2,000~3,000円程度ということだったので、まずは入れ歯で試してみて、無理そうだったらブリッジに変更することにしました。

中度認知症の母は部分入れ歯を使えたか?

毎日の習慣として2か月続けた結果、答えは「サンカク」です。

というのも、声掛けをしないと完全に忘れます。でも、初めて2週後くらいには声掛けをすればなんとか思い出します。
また、入れ歯を付ける作業は本人にやってもらっているのですが、最初の1ヵ月はどこに付けるのかを忘れて手伝う必要がありました。ただ、これも2か月目の今はほぼ間違えることなく付けることができるようになりました。
ただ、問題は外した入れ歯を紛失することが2か月経っても頻繁に起こり、取り外して容器に入れるまでは目が離せないことです。
だいたいエプロンのポケットの中か、鏡台のアクセサリー置き場に紛れているのですが、時々新たな紛失場所に隠されてしまうので、後々探す手間を考えると、取り外しの声掛けから容器に仕舞うまではいくらトイレに行きたくても我慢して見守ることにしています。
ただ、これもお腹の子が生まれてからは無理なので、今のコロナ爆増が収まったタイミングでまた姉にお願いしてブリッジに変更しようと思っています。

結論

というわけで、中度認知症の母の部分入れ歯は
見守ることができれば使用可能
ですが、今後の出産→育児という大仕事を迎える介護者としては
見守ることが出来ないので使用不可
という結論に至りました。

またこれは私の個人的な感想ですが、仮に見守りながら使用継続することができたとしても、介護負担が増えてストレスが溜まることもあったので、どちらかというとブリッジのほうが良かったのかもしれません。
ただ、ブリッジはまだ試していないのでまだ正解はわかりません。
なので、ブリッジを開始したらまた記事を書きたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事がお役に立てれば光栄です。
それではまた次の記事でお会いしましょう!

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