【認知症介護】デイサービスに通うまでの険しい道のりと悪くない嘘 30代親の介護

30代親の介護

こんにちは!たあこです。
現在73歳で要介護1の認知症の母、まあさを同居で介護しています。

現在は平日5日間、3種類のデイサービスに通っています。
今は毎日楽しく通ってくれていますが、通うまでの道のりは相当厳しいものでした・・・。
きっと同じ悩みを抱えている介護者さんも多いのではないでしょうか?

今回の記事では、そんな母が楽しくデイサービスに通うようになった経緯を書いています。
よろしければ最後までお読みください!

デイサービスとは?

ざっくりと説明すると・・・

別名「通所介護」といい、要介護状態になった場合でも可能な限り持っている能力に応じた「自立した日常生活」を送れるように、必要な介助(排泄、入浴、食事など)や機能訓練(簡単な運動など)を行うサービスです。

だいたい1回ごとに6名~13名くらいのご利用者の方が通っていて、介護スタッフの方が4~5名。
車で家から施設までの送迎があり、自力で行かれる方は送迎なしで、その分送迎代の費用がかかりません。

また、デイサービスには一般的に半日型1日型があります。
・半日型 午前中(午前9時頃~お昼前)または午後(午後14時頃~夕方) 昼食なし
・一日型 午前9時頃~夕方まで 昼食あり

ちなみに私の夫のさっちゃんは半日型デイサービスの施設長をしています。

料金

介護度と所得によっても変わってきますが、基本的に年金で暮らしていれば自己負担額1割で利用できます。(食事代、おむつ代などは別です。)
また、施設の規模や時間によっても変わってきますので、詳しい内容はケアマネさんに相談して、パンフレットなどをもらって確認してみてください。

私の母(都内23区外、73歳、年金暮らし、要介護1、入浴・おむつなし)が通っている3つのデイサービスの1割負担のざっくりとした料金を公開すると、こんな感じです。

デイサービス半日/1日料金/月(平均
A半日1回2,700円
B1日1回5,500円
C1日3回21,000円

デイサービスに通うメリット

比較的おとなしく問題行動は少ない母ですが、やはり介護者と距離を置くという意味でも日中デイサービスに通ってくれていると介護者の気持ちも解放されて楽になります。
介護される側と介護する側の距離を取る、いわゆる介護者の休息のことを「レスパイト」と言います。

また、毎日家の中でうるさい娘にギャーギャー言われてストレスを溜めるよりは、介護スタッフのみなさんや同年代の方々と一緒にレクリエーションや美味しい食事を囲んで楽しい1日を過ごすと、本人もリフレッシュできるので、認知症進行の防止にもなり、介護される側と介護する側のお互いにとってメリットがたくさんあると思います。

デイサービスを嫌がる母

ケアマネさんに母抜きで介護サービスについて相談した理由

それでは本題の、母がデイサービスに通うまでの道のりについて。

母が認知症と診断され、夫の勧めで介護サービスを受けるために要介護認定を行った記事はこちらから。

介護認定通知書が届いたのが2020年9月。要介護1の認定でした。

そしていざ、介護サービスを受けよう!ということで、担当のケアマネさんに介護者としてどんなサービスを母に受けてもらいたいか、またどんなサービスがあるかを相談させてもらったところ、当初から受けたいと思っていたデイサービスが適していたため、さっそくパンフレットを集めていただき、見学へ行くことにしました。

その時、ケアマネさんとの話し合いに母が同席しなかったのですが、これには大きな理由がありました。
それは、介護認定を受けるまでに色々な人が家を訪れ、病院では変なクイズを受けさせられ、とても不快だった様で、

母

みんなしてママのことを年寄扱いして、やめて欲しいわ。

ケアマネ?ママはなんともないんだから、家に誰も呼ばないで!

塞ぎこんでしまったからです。
ケアマネさんが来た時には、それまで開いていたドアが「パタン」と閉じられてしましました。
最悪のスタートです。

デイサービスの見学

塞ぎこんでしまった母ですが、とりあえず半日型のデイサービスからチャレンジすることにし、まずはパンフレットを見せて見学に誘いました。
しかし案の定、

母

デイサービス?こんな年寄ばっかりの集まりなんて行きたくないわ!
放っておいて!!

と一蹴。
次の手は、夫のさっちゃんのデイサービスが見学だけして欲しいんだって~と本当はつきたくはなかったのですが嘘を交えてみたところ、それじゃあ仕方ないわね、ということで意外とすんなり受け入れてくれました!

そして見学当日。今日見学だからね~!と伝えると、「行く」と言ったことをすっかり忘れている母。しかしお迎えの車は約束の時間通りに来たので、なんとなく誤魔化しながら一緒に乗り込みました。

お迎えに来てくださったのは若い女性のスタッフだったのですが、とっても明るくて元気な方で、車内の雰囲気はとても和やかにしてくれて、母の機嫌も良く、「さすがプロ!!」と心の中で叫んでいました。
ところが施設に着き、他のご利用者さんたちの体操風景を目にした母は一気に暗くなり、説明を受けていてもムスッとした表情
私は施設スタッフさんと目を合わして、「やばいな~・・」とテレパシーで会話をしました。
帰宅後、母から一言。

母

あんな年寄の集会になんて絶対に行かないから!!
もうママに構わないで

と言い放って、部屋に入ってしまいました。
普段感情的にならない母だっただけに、今回の反応にはさすがに私も落ち込み、泣きながらケアマネさんに状況を伝えました。
とりあえず、ケアマネさんからは「今は警戒心も強くなっているから、少し落ち着いてからまた挑戦してみましょう」とのアドバイスを受け、一旦デイサービス作戦はお休みすることにしました。

ボランティアがしたい母

会話からヒントを見つける

それから数か月の間、詐欺に遭っていたことが判明したり、相変わらず腐った食品が出てくる日々が続き、おまけに在宅ワークで毎日母と顔を合わせるのも精神的に辛くなってしまい、母に怒鳴ってしまうことが何度もありました。

これではお互い疲弊してしまうと思い、ケアマネさんに電話をしてデイサービスのチャレンジを再開することにしました。

まずは、もう一度「この前見学したところにちょっと通ってみない?嫌だったらすぐやめればいいから。」と打診。答えはもちろんNO!

どうしたものかと悩んでいたら、母との会話にヒントがありました。

母

ママはボランティアとかやりたいのよ。そういうところで働けば、ボケないでしょ?

これだ!!と思い、すかさず、

私

それならお年寄りの方のお話相手をするボランティアをしてみない!?

この前見学したところで募集していたよ!

母

あら!いいわね!行きたいわ!

ということで、また嘘をつきました(笑)。
ケアマネさんにはとりあえず流れを全部説明し、皆さんで話を合わせていただきました。

そして気が変わらぬうちに契約するため、ケアマネさんとデイサービスの方が家に来ていただきました。

ケアマネさん
ケアマネさん

お母さん、ボランティアに参加してくださるんですか?
人が足りてないからとても助かります~~~!!!

デイサービスの方
デイサービスの方

まあささんはとっても明るいから、この前も施設の中が明るくなって

ご利用者の皆さんが喜んでくれてたんですよ~~!!

盛り上げられて母は上機嫌。契約はすんなり終了。プロの演技に脱帽しました。
とりあえず週1日から始めてみて、様子を見ながら日数を増やしていくことにしました。

ボランティア初日

私は母のために前日までに通所用バッグと持ち物を準備しました。

  • A4くらいのトートバッグ
  • 室内履き用のスリッポンスニーカー
  • 体操用のフェイスタオル

トートバッグは室内履きは、しまむらでそれぞれ990円で買いました。
こちらのデイサービスではタオルを使ったエクササイズをするので、フェイスタオルを持っていきます。

そして半日型デイサービスの通所初日。
朝、今日からだね~!というとすっかり忘れていたため、一瞬嫌な予感がしたけれど、「ボランティア」でしょ!頑張ってきてよ~!と言うと思い出し、やる気の母の表情をみて一安心。
そうしているうちに送迎車が来て、笑顔で出かけていきました!

母が出かけた後、一人きりで家にいることが久しぶりで、母には悪いけれどすごく晴れ晴れした気分になりました。

そしてあっという間の3時間。
帰宅したの母はなんと、目が輝かせて「楽しかったよ~!」とのこと。
少し後にケアマネさんとデイサービスの方からお電話をいただき、初日の母はとても張り切って楽しく過ごしていたとのことでした。

いや~、安心した。本当に安心しました。

まとめ

母が週1回じゃなくて、毎日でも行ってもいい!と言うので、体力も考えて半日型をもう一日と、別の1日型のデイサービスを1日追加の合計3日にすることにしました。

そしてその半年後には、仕事が在宅から全日出社に切り替わるタイミングで、さらに別の1日型を増やし、現在の平日5日スタイルに落ち着いています。しかも毎日楽しそう。

こうして楽しく通えるようになったのは、つきたくない嘘をついたことでした。
でも、これは嘘でもないような・・。母はデイサービスにいる他のご利用者さんの平均年齢と比べても5~10歳くらいは若いし、身体がよく動くので、はたから見ると母が介護スタッフに見えなくもないのです。

嘘をつくことは少し罪悪感があったけれど、少しの嘘がこんなに母を気分良く、新しいことにチャレンジさせてくれる起爆剤になるならば、悪い嘘ではないと思いました。

イライラしているときは、どうせ覚えていないから適当なことを言ってしまえ!という嘘は大抵後から辻褄が合わず悪い方向に行くことが多い気がしますが、今回は母との会話の中で「ボランティア」というヒントがあったから良い嘘がつけたと思います。

以上が母のデイサービスに通うまでの道のりでしたが、いかがだったでしょうか?
皆さんの中でも同じ悩みを持っている方も少なくないと思います。
介護は本当に一筋縄ではいかないことばかりです!
でも、一人で悩まずにケアマネさんやデイサービスの方の力を借りると上手くいくことがたくさんあります。ぜひ相談をしてみてくださいね。

少しでもこの経験談がお役に立てれば幸いです。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう。







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