【認知症介護】20年ぶりに生家を尋ねた母

30代親の介護

こんにちは!たあこです。
現在73歳で要介護1の認知症の母、まあさを同居で介護しています。

先日、母を弟と約20年ぶりに再会させることができました。
母の記憶力が完全にはなくなる前に実行したいことのうちの1つだったので、達成でき本当に良かったです。

再開の場は、母の弟が住んでいる母の生家でした。
今回は兄弟を引き合わせることが出来たきっかけから、久しぶりの生家を尋ねた母の様子を書いていきます。

一枚の年賀状から

今年のお正月、母宛に1枚の年賀状が届きました。

母は近年引っ越しを繰り返しており、今の家で私と同居をすることになってからはすでに認知症を発症していた(と思われる)ので、母の現住所を知っている知り合いはほぼ皆無です。
そんな母に珍しく年賀状が届いたので、差出人を確認すると母の弟からでした。

せっかくなので返信用の年賀状を渡し書いてもらい、投かん前に端っこに電話番号をこっそり書いておきました。

そして数日後、その弟から電話がありました。
私も20年以上ぶりに話すのでとても懐かしかったのですが、母に電話を替わる前に認知症のことを伝え、父が亡くなったこと、引っ越しが立て続けにあっておそらく連絡ができていないことなど、一通り説明しました。
ありがたいことに、叔父は音信不通になった母を心配して色々な知り合いのつてを使って現住所を探し出してくれたということでした。
そして、母も久しぶりに弟と話したことがとても嬉しかったようで、当時コロナも落ち着いていたころだったので、久しぶりに会おうという話になりました。

しかし、その後すぐ私の妊娠が発覚しつわりが始まってしまい、コロナの新たな型が流行りだしたこともあり、再会計画は見送りに。

本当は私が行かれなくても姉に連れて行ってもらいたかったのですが、コロナへの警戒感が強い姉は連れて行ってくれずにヤキモキ・・・。
認知症は突然悪化することがある、という話を聞いたことがあった私は「とにかく1日でも早く再開させなければ!」と体調不良に襲われながら焦っていました。

そして安定期に入り、早々に叔父に連絡をして先日やっと会うことができました。

生家を尋ねた母の様子

その日は6月にして今年最高の気温30℃を記録した真夏日でした。
認知症の母と妊婦という心配なペアだったので、姉にも付き添いを頼み電車で1時間ほどの叔父の家へ。

最寄り駅に降り立ち、私と姉はなんとなくこんな感じだったよね~という感覚だったのですが、母はきょとんとしていました。
おそらく母のこの駅の風景の記憶は、母の一番心に残っている時代の風景なのかなぁと思いました。
母がこの駅を頻繁に利用していたのはOL時代、となると50年くらい前!
きっと全く違う風景だったでしょう。

そして駅から徒歩10分ほどで着いた生家。
リフォームもほとんどしていない状態で、最後に来てから変わっていなかったので、母もさすがに覚えていました。

何より、20年ぶりに再会する弟のことも認識できており、ホッとしました。

しかし、家に飾ってある祖父と祖母(母の両親)の写真を見て、祖父はわかったようだけども祖母の写真を指して「この人だれ?」と言いました。
また、叔父との会話の中で、母が叔父に「実家には行ってるの?」と言い、今まさに実家にいて、叔父はここに住んでいる、ということが認識できていない様子もありました。

その日は昼食をご馳走になり、4時間ほど滞在しました。
叔父の奥さんはとても明るく、その日の会のムードメイカーだったので、母は楽しそうに話をたくさんしていましたが、ところどころ叔母のことを誰かわかっていないけれど合わせている様子も見受けられました。

帰ってから、私の夫に「今日は久しぶりに弟さんに会えて良かったですね」と言われると、すでに忘れていました(^^;)
でも、’今日は何か楽しいことがあった’ということは覚えてくれていたので、結果的に良かったと思います。

後悔する前に行動したいと思う理由

母は「アルツハイマー型認知症」なので、認知症の進行速度は緩やかと言われています。
逆に、「レビー小体型認知症」「血管性認知症」は急激に進行したり、波があると言われています。

妊娠してから環境や身体の急激な変化を今まさに体感している私が思うことは、「認知症の進行は待ってくれない」ということです。
私のお腹が日に日に大きくなるのは目に見える変化だけど、母の脳の中はCTスキャンでもしない限り確認できません。
母と毎日顔を合わせている我が家の場合は、なにかきっかけがないとその進行具合になかなか気づけないのですが、1年前を振り返ると、緩やかではあるけれど、母の症状は確実に変わっています。

もちろん高齢者と妊婦がいる我が家なので、姉がコロナを警戒していたことは良い判断ではありましたが、今回の再会は認知できているギリギリの状態だったのかな、と思います。
いや、もう少し早ければもうちょっと良かったのかもしれない・・・などと欲を言えばキリがありませんが、おそらくどんな状況であっても後悔はすると思います。

ただ、タイミングだけは逃さないように、「できるときにできることをする」ことは本当に大切だと感じました。

まだまだやりたいことはたくさんあるんだけどな~~~~!!!
とりあえず、今のところは元気な孫の姿を見せることに専念します。

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