【認知症介護】介護サービスを受けるためにやったこと 30代 親の介護 

30代親の介護

こんにちは!たあこです。
現在73歳で要介護1の認知症の母、まあさを同居で介護しています。

母が週5回のデイサービスに通うようになってから約1年半が経過しました。

今回の記事は、2年前に母の認知症に気が付いてから、介護サービスを受けるためにやったことを書いています。

ほとんどの方が初めての体験だと思いますし、手続きはわかりにくいことが多いので、私の実体験を交えてまとめていますので、参考にしていただければ幸いです。

また、地域によっては手続き方法が違う場合もありますので、あくまでも私の体験談としてお読みいただければ幸いです。

我が家の家族構成は、こちらの記事をご覧ください。


母の認知症に気が付いたきっかけは、こちらの記事をご覧ください。

地域の包括支援センターへ連絡する

市区町村の役所の介護保険窓口へ直接電話をするのもOKですが、私は介護職の夫のアドバイスを元に地域包括支援センターへまずは連絡をしました。

夫の施設のご利用者の皆さんも、ほとんどの方が地域包括支援センターを通して手続きを行うということでした。
私は直接役所の窓口の方法はやったことはありませんが、包括支援センターの場合は市区町村の中に細分化して拠点がある分、クイックに親身に対応してくださったので、結果的に良かったと思います。

地域包括支援センターとは?
学研ココファンの説明をお借りすると、

・地域包括支援センターとは、高齢者の暮らしを地域でサポートする施設
・全国に5000カ所以上が設置されている
・各種専門家が、介護だけでなく普段の生活に関する相談にも柔軟に応じてくれる
・地域によって呼び名が異なる場合もあるため詳細は地域のHPなどで確認しよう

引用先 学研ココファン https://www.cocofump.co.jp

ということで、一言でまとめると 高齢者のための総合相談窓口 のようなものです。

包括支援センターが状況を聞き取りに来る・関連書類の提出

連絡をすると、状況を詳しく聞き取りに家まで来てくれます。

もちろん、家まで来られては親にバレて困るという場合は、本人なしで自らセンターまで足を運ぶのでも大丈夫です。父の癌の時の相談時には父なしで出向きました。
また、忙しい方は電話口でも対応してくれると思います。
とにかく、理由をきちんと説明すれば柔軟に対応してくれますので、気兼ねなく要望を伝えれば問題ありません。

我が家の場合は、在宅ワークの昼休みの隙間に来てもらいたかったので、母に介護サービスのこととは伝えず、役所の人が家庭調査だってと適当なことを言って来てもらいました。

そして、だいたいの状況は最初の電話口で伝えていたので、今後の流れの説明をしていただき、書類の記入をし、母とも軽く顔を合わせてもらってその日は30分ほどで終わりました。

病院で認知症の診断を受ける

次は医師による認知症診断の証明が必要です。
包括支援センターの方に近くのもの忘れ科がある病院を紹介してもらったので、さっそく予約を取り行ってきました。

もの忘れ診断(長谷川スケール)と、脳のCTスキャンを受けました。

母にはもちろん認知症の診断とは言っていなかったので、もの忘れ診断をした後は、

なんだか幼稚園児にやるクイズみたいなことをして、やんなっちゃったわ!

と少しプライドを傷つけられた様子でした。
こちらの病院ではもの忘れ診断の時に母一人だけしか診察室に入れなかったのですが、病院によっては付添人も一緒に入れて様子が見られるようです。

ちなみに、私の大好きな介護ブログ「ひとりでがんばらない40歳からの遠距離介護」の著者くどひろさんが、お母さまの長谷川スケールを受けた時のことを書いている記事が面白かったので、リンクを貼りますね。


引用先:ひとりでがんばらない40歳からの遠距離介護 https://40kaigo.net/


一通り検査が終わり、その日はお会計を済ませ、結果を聞くため一週間後に予約を取って帰りました。

そして一週間後、結果は「アルツハイマー性認知症」でした。

長谷川スケールテスト結果の点数は何点か忘れてしまいましたが、脳のCTスキャンでは脳がほぼ委縮してしまっているため、おそらく5年前くらいから認知症が始まっていたのではないか、ということでした。

そう言われてみると、その頃は父の多額の借金→癌→他界などと、母にとってはストレスのかかる大変な時期だったので、認知症になってしまっても仕方ない状況だったのだと思います。
そんな大変な時期だったのにも関わらず、私は仕事と遊びに夢中でほとんど家におらず、母を助けられなかったことを、診断結果を聞いてとても後悔しました・・・。

意見書をもらいお会計をして、帰ってから包括支援センターの方へ結果報告をし、次の手続きを取ってもらいました。

自宅にて介護認定調査

次は、介護認定調査です。

介護認定調査とは?

介護サービスには 自立、要支援1~2、要介護1~5の区分があり、区分によって受けられる介護サービスの内容が変わってきます。
その区分を認定するための調査となります。調査員の方が家に来て、チェックシートに沿って質問をされます。

包括支援センターの方に認定調査員と私の予定を調整していただき、自宅で行いました。

この時、家族の同席が必須です。
理由は、より正確な状況が判断できるように、普段から様子を見ている家族の意見も調査材料になるためです。



また、注意したいのが認知症患者あるあるの「見繕い」と「作話」です。
普段出来なくなっていることを出来ていると言ったり、実際に起こっていないことをまるで本当に起こったかのように話す症状です。
母にはその症状があったので、警戒していました。なぜなら、その時の認定で適切な介護区分を与えられなければ、介護サービスを受けることが出来なくなってしまうからです。

事前に夫からその話を聞いていたので、資料として汚部屋の写真を印刷しておきました。
また、認知症が原因の行動や普段困っていることをメモにまとめて、調査員の方へ渡せるようにしておきました。
なぜなら母のプライドを壊したくなかったですし、当日あわてて言い忘れてしまわないためです。

我が家の認定調査は無事終えることが出来ましたが、母はまたまた不満の様子でした。

母

なんだか最近、いろんな人が来るわね。

後日、介護認定通知が届き、母は要介護1の判定を受けました。

ちなみに、通知は郵送されますが、母の名前で届いてしまうと捨てられてしまう可能性があるため、調査員の方に私の名前宛で送ってもらうように、渡したメモに書いておきました。
意外とこれ重要です!

これで晴れて介護サービスを受ける準備が整いました。

介護サービスを受けるまでに要した日数

結果的に、最初に包括支援センターへ連絡してから介護認定の判定結果がでるまでに、トータルで2か月弱ほどかかりました。とても長いですよね・・・。
今回はコロナ禍が原因で手続きなどが遅れてしまったこともあったようです。

このブログを読んでいる皆さんは、日々忙しくしている方も多くいらっしゃると思いますので、いざ介護サービスを受けるとなった時には、これだけの手間と日数が掛かるということを覚悟をしておいたほうが良いです。

この時期の予定表を見返すと、このようなスケジュールでしたのでご参考までに。

  • 6/23 包括支援センターに連絡
  • 6/30 包括支援センター来訪
  • 7/8  病院 認知症診断
  • 7/15 病院 認知症診断結果
  • 8/11 介護認定調査
  • 8/25 介護認定審査会の延期のお知らせが届く(コロナ禍のため)
  • 9/1  介護認定審査会
  • 9/8  介護認定通知が届く

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が誰かのお役に立てれば嬉しいです!

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