【認知症介護】2年ぶり2回目の介護認定を受けた話

30代親の介護

こんにちは!たあこです。
現在74歳で認知症の母まあさを同居で介護しています。

今回は、タイトル通り2回目の介護認定についてのお話です。

要介護1から要介護2に上がったのだけど・・

去年はコロナで「延長」として更新を行わなかったのですが、今年は2年ぶりということもあり、今回の認定調査で要介護1から要介護2に上がりました。

しかし実は介護をしている私の実感としては、介護に慣れてきているせいか介護負担が極端に大きくなった感じがしないのが本音だったりします。

というのも、2年前に認知症を疑い始めた時期の母は汚部屋で過ごしており、年寄扱いに対する反抗心もひどかったのが、今は私の定期的な見回りで清潔な部屋で過ごし、デイサービスで楽しく過ごす日々を送っているので、あの頃に比べたら母の精神的な面でもだいぶ落ち着いているのではないかな、と思います。

ちなみに2年前のひどかった状況は以下の記事から飛んでいただけます。

初めての介護認定については以下の記事をご覧ください。

市から届いた書類

地域によって内容は異なると思いますが、東京都調布市の書類を参考までに貼ります。

まずは更新のお知らせ

前回は「延長」で、昨年の8月1日~今年の7月31日までが有効期限の介護認定をもらっています。
続いて裏面の「注意事項」

ちなみに「提出方法」については、ケアマネさんに代行も頼めますが、多忙なケアマネさんのお手間を取らせたくなかったのと、自分でもやってみたいという好奇心から私自身で記入して郵送しました。
(ちなみにケアマネさんに代行すれば郵送代もかかりません。)

続いて「申請書記入例」

続いて「申請する方への確認事項」

続いて「認定調査連絡票」

認定調査は平日しか選べなかったです。母は平日は毎日デイサービスに通っているので、唯一半日にデイの日に来ていただく希望を出しました。

続いて「意向確認書」

今回もコロナ禍なので「延長」も選べましたが、更新にしました。

書類自体は難しい内容でもないので、10分もかからず記入できました。

かかりつけの病院で「認知機能テスト」の予約を取る

書類が揃ったら郵送し、次はかかりつけの「もの忘れ科」に認定更新の旨を伝え、「認知機能テスト」を受けるための予約を取りました。
病院によっては、予約が取りづらいところもあると思いますので、更新のお知らせが届いたらすぐに予約を取った方が良いと思います。
というのも、更新のお知らせが届いてから介護認定の有効期限は1か月半ほどしかないので、意外と忙しいです。

認知テストの点数は悪くなかったが・・

そして認知機能テスト当日。
前回母一人だけで部屋に呼ばれてテストを受け、結果だけ知らされる形だったので、今回はテストを受ける様子を見たいと希望を出しましたが、家族がいると確かな結果が出ないのでできれば控えて欲しいと言われてしまいました。
理由が少し納得いきませんでしたが、無理にお願いするのも悪いと思い、母一人だけでテストを受けることにしました。
その代わり、テスト後に今度は私だけ部屋に呼ばれて、テスト結果を教えていただくことができました。

テストは有名な「長谷川式認知症スケール」です。
前回の点数は30点満点中、18点でした。20点以下だと認知症の疑いが高いと言われています。
そして今回はというと、16点でした。
なのでそこまで前回と変わらない「中等度」という結果でした。
ただ、点数では評価しきれない部分があり、細かいところを見ていくと前回よりは悪化しているとのことでした。

また、いくつかのテスト内容と母の答えを教えてもらいました。

「アナログ時計を書いてください」という問いにたいして、12時が一番上に書くことができず、1から始まってしまいます。これは頭頂葉という空間的な配置を頭の中で考えるところが衰えているということがわかる認知症の代表的なテストだそうです。
この結果は娘としてショックでした・・。

また、「実行機能障害」という、物事を論理的に考え、計画を立てて実行することができるかを判断するテストでは、

臨床心理士
臨床心理士

9時に出勤しなければいけない職場なのに、寝坊をしてしまい今が9時です。さて、あなたはどうしますか?

という問いに対し、母の答えは

母

とにかく急いで家を出ます!

という答えだったようです。これは「論理的」な行動を取るとすれば、まずは職場に連絡するのが正しく、母の回答だと「論理的ではない行動」という結果でした。
これは確かに普段の生活でも見られる「目の前しか見えてない短絡的な行動」だな・・を納得しました。

他にも、「100から7を引くと、さらに7をひくと・・・」という計算は最初から間違えてしまったり、
単純な図形を見せてから隠し、「同じ図形を書いてください」というテストでは同じものは書けなかったり・・。
話を聞くだけでも悲しい結果でした・・。(前回はもう少しましだったようです。)

気さくすぎる認定調査員のおじさん

後日、認定調査日の日程調整の連絡があり、希望通り半日のデイの日の午後に認定調査員の方に来ていただきました。
初めての調査の時には、わりとお堅めな女性の方がきたので、今回も少し緊張していたのですが、玄関を開けるとマスク越しでもわかるにこやかで優しそうなおじさんが現れました。
そしてなんと母の1つ下の年齢ということでしたが、母と比べると10歳くらいは若く見えました。

同世代ということと、とてもお話のお上手なおじさんで、母もすっかり気を良くして会話が弾んでいました。が、そのせいか母がいつもよりも饒舌になってしまい、あることないことスラスラと答えてしまいます。
焦る私の様子も察してくださり、「違う場合は娘さんが訂正してくださいね~お母さんには悪いけどね~(笑)。」とその場の空気を壊さないようにフォローしてくださいました。

とはいえ、母本人の前で否定ばかりもできず、半分くらいは見逃してしまいましたが、前回同様、裏ワザとして調査員の方へお手紙を用意してあったので、帰り際に渡しました。

ただ、一回目の認定調査の時には、初めてということもあって、汚部屋の写真なども印刷して手の込んだお手紙を用意していたのですが、今回は文章のみだったのでもう少し頑張ればよかったかな・・と少し後悔をしました。

また、結果の宛名を母ではなく私の名前で送っていただくことを今回も書いておきました。
ここは重要ポイントなのでお忘れなく!

認定結果が届くまでの期間

そして認定調査の4週間後にやっと「要介護2」という結果が届きました。
前回も認定調査から約一か月後に結果がきたので、ここの待機期間が一番長いですね。

今回のスケジュールは以下です。ご参考までに・・。

  • 5/28 更新のお知らせが届く
  • 6/18 病院 認知症診断
  • 6/20 介護認定調査
  • 7/25  介護認定通知が届く

結果としては、冒頭にも書いた通り、介護者としては介護負担がそこまで増えた実感はないものの、やはり客観的に見ても要介護度は上がっていると見えるのだな・・と少し寂しい気もしました。
とはいえ私の介護者のレベルが上がったということでもあるので、まだまだイライラすることも多い未熟者ですが、母と一緒に成長できればいいなぁと思っています。

ということで、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた次回の記事でお会いしましょう。


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